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塗装できない屋根!コロニアルNEO【ノンアスベスト屋根】

塗装ができない屋根があるのはご存じですか?

屋根の塗装をそろそろしないといけないなぁと思って業者に屋根の診断をしてもらったら、屋根材がコロニアルNEOなので塗装できないと言われてしまったらこんな風に思いませんか?

「えっ!?コロニアルNEO?なにそれ?」

「塗装できない?なんで?」

「他の家は塗装してるじゃん!」

他の家も塗っているんだからうちの家も塗れるはずだ!そう思っている方は「コロニアルNEO 塗装 できない」と検索しているのではないでしょうか。

今ではGoogleやYouTubeなどで検索をすればコロニアルNEOについて様々な情報が出てくると思います。

 

コロニアルNEOはスレート屋根材の一種でクボタ株式会社(現在はケイミュー株式会社)が販売していたノンアスベストと言われるアスベストが含まれていない屋根材の一種です。

他の家も塗装しているからうちも塗装できると思って自分の家が塗装できない屋根だと言われてもすぐに信用ができないですよね。

 

今回は大切なご自宅の屋根をしっかり守るためにコロニアルNEOの基礎知識やコロニアルNEOの見分け方などをご紹介していきます。

また、コロニアルNEOだった場合の適正なメンテナンス方法も丁寧に説明したいと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

 

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ご覧いただきありがとうございます!

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コロニアルNEOについて

コロニアルNEOはクボタ株式会社(現在はケイミュー株式会社)が2001年頃に販売したスレート屋根材になります。

当時はアスベストが人体に悪影響を及ぼすとして大きな問題となっており、メーカーがアスベストの入っていないノンアスベスト屋根材を開発し販売しておりました。

 

コロニアルNEOは築年数8年~10年程経つとひび割れや欠けが発生するなどの不具合が多数報告され現在では製造が中止されています。

 

もともとの強度が弱いため塗装を行なっても屋根材自体が割れや欠けなど発生してしまうので塗装を行なっても意味がないとして「塗装ができない屋根」として分類されております。

同じコロニアルNEOでも劣化症状が見られないケースもありますが、人がのったり高圧洗浄で圧をかけてしまうことで割れや欠けが発生することがありますので注意が必要になります。

 

他のノンアスベスト屋根材でニチハの「パミール」やコロニアルNEOと同じクボタの「グリシェイドNEO」「ザルフ」「ザルフグラッサ」「アーバニーグラッサ」なども築10年程で同じような劣化症状が多数報告されておりコロニアルNEO同様に「塗装ができない屋根」とされております。

※メーカーはリコールを正式に発表していないので無償交換は難しい状況です。

 

コロニアルNEOの判別方法

コロニアルNEOの特徴的な3つの劣化症状をご紹介します。

当てはまる症状が一つでもあればコロニアルNEOの可能性がありますので、しっかりと確認しましょう。

 

いたるところに無数のひび割れがある

 

コロニアルNEOの特徴の一つとして無数のひび割れがいたるところにあることです。

屋根材としての耐久性がとても弱いのですぐにひびが入ってしまうため、屋根に登っただけで割れてしまう事があります。

割れた状態を長い間放置してしまうと雨漏りの原因になりますので、放置せずにメンテナンスを行うようにしましょう。

 

大きな欠けが多数みられる

欠け

コロニアルNEOの症状の一つとして欠けが多くみられます。

欠けは屋根材の下に敷かれている防水シートが剥き出しになってしまい紫外線や雨などの影響を直接受けることになり、シートの破断などが発生し雨漏りの原因になります。

耐久性の弱い屋根なので部分的に交換することも考えられますがまた同じように他の場所でも欠けが起こる可能性があるので部分的な交換ではなく全体的にメンテナンスが必要になります。

 

形で見分ける

コロニアルNEOは他の屋根材と比べた時に一見して同じように見えますが写真のように規則的な形をしております。

表面にランダムに入っている凹凸(溝)と、スレートの端の部分が小さいのが特徴です。

他のスレート屋根と比べてスレートの重ね合わせ部分も隙間が広く空いているのも特徴的です。

似たような形のスレート屋根もあるので見分ける際は形だけで判断しないようにしましょう。

 

【ご自宅の建物図面がある方】

図面にも記載がある場合がありますが、実際に使用されている屋根材が違う事もありますので図面だけで判断するのは危険ですので屋根の状態を専門業者にしっかりと見てもらうようにしましょう。

 

メンテナンス方法について

コロニアルNEOの屋根は塗装以外の方法で行います。

基本的にはカバー工事か葺き替え工事になります。

カバー工事と葺き替え工事ではそれぞれかかるコストや工期などに違いがありますので屋根状態やプランにあった工事を選択しましょう。

 

カバー工事(かぶせ工法)

カバー工事は今ある既存の屋根に新しく屋根をかぶせる工法になります。

既存の屋根材を撤去しないので撤去にかかる費用や荷下ろし・廃材の処分費がかからないため葺き替え工事に比べて費用を抑えて工事ができます。

カバー工事は屋根の上から被せる工法なので屋根に重量がかかるため屋根材の中でも軽い金属屋根がおすすめです。

一点気をつけなくてはならないのは雨漏りが発生している場合は下地の野地板が腐食している可能性があるのでおすすめはできません。

参考工事費用80㎡ 約100万~150万円

塗装に向かない屋根ならカバー工法がおすすめ!!

 

葺き替え工事

葺き替え工事は今ある屋根材を撤去して新しく屋根を葺く工事です。

既存の屋根を撤去しますので撤去にかかる費用、荷下ろし、処分費などカバー工事よりも費用の負担が増えることになります。

ただし、カバー工事よりも屋根の状態をより詳細に確認できるので雨漏りしている場合にはとても有効な工事です。

葺き替え工事はカバー工事と違い好きな屋根材を選択することができますが、メンテナンスが必要とされる「スレート屋根」や建物に荷重がかかる「瓦屋根」などはおすすめできません。

参考工事費用80㎡ 約150万~200万円

 

知識不足の業者や嘘をつく業者に要注意!

コロニアルNEOだけに関わらず高確率で多いのが塗れない屋根があること自体を知らない業者がとても多いことです。

スレートの屋根だから塗装できると思い込んで何も知らずにお客様へ提案をして塗装するケースはあとを絶ちません。

コロニアルNEOのようなノンアスベストの屋根は塗装しても屋根材自体が脆いため割れや欠けが発生するリスクが非常に高い屋根材ですので提案する際には慎重にならなければなりません。

ひどい業者の中には「最近の塗料は良くなっているから塗装しても問題ない」など根拠もないことを平気で嘘をつく業者がいるのも事実です。

※ノンアスベストの屋根に塗装しても素材自体(屋根材)は強化されないので割れるリスクは塗装をしても変わりません。もともとの強度が弱いので塗装をしたからといって割れにくくなることはありません。

点検する際には屋根に登ると危険なことやノンアスベストの場合、人がのった際に割れる恐れがあるので高所点検カメラなどを使用してくれる業者だと安心できますので、そのような業者に点検してもらうことをおすすめします。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では、塗装できない屋根の一つ「コロニアルNEO」についてお伝えしましたが、お役に立てたでしょうか。

もし、屋根の状態がコロニアルNEOの症状に当てはまるようでしたらなるべく早い段階で専門業者に相談してみましょう。

塗装してしまってからでは遅いので後悔しないためにもご自身でしっかりと判断しましょう。

 

 

 

❁最後までご覧いただきありがとうございます❁

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